書き溜めていた、フレデリックのセカンドフルアルバム、『フレデリズム2』の好きなポイントをまとめてみた。
フレデリズム2 (初回限定盤 CD+DVD) [ フレデリック ]
ご覧のとおり、ジャケ写も可愛い。お部屋に飾りたくなる。
こちらの記事は全曲レビューではないのでご注意を。(「かなしいうれしい」と「TOGENKYO」についてはこの記事では触れてません。)
- 1.「LIGHT」
- 3.「エンドレスメーデー」
- 4.「対価」
- 5.「逃避行」
- 6.「スキライズム」
- 7.「他所のピラニア」
- 10.CLIMAX NUMBER
- 11.「夜にロックを聴いてしまったら」
- 12.シンセンス
- 13.「飄々とエモーション」
- まとめ
1.「LIGHT」
フレデリック「LIGHT」Music Video / frederic “LIGHT” -2nd Full Album「フレデリズム2」2019/2/20 Release-
今までのフレデリックらしさを脱ぎ捨てた、全く新しいダンスミュージック。
躍動感あるMVに、見るたびにパワーをもらえる。
”音楽は国境を越える”という言葉を、MVが体現している。
ライブでの照明の演出が好き。
3.「エンドレスメーデー」
フレデリック「エンドレスメーデー」from FREDERHYTHM TOUR 2019〜夜にロックを聴いてしまったら編〜 at 新木場 STUDIO COAST
ドラマの主題歌にも起用された、疾走感あふれるナンバー。
「想像しないで 表面掬って 簡単な言葉言ってませんか」
この歌詞が特に印象的。
ふとした瞬間に、鋭い視点で、痛いところを突いてくる歌詞が、フレデリックの魅力のひとつでもある。
4.「対価」
個人的には、「対価」のときの健司さんの歌い方が一番好き。
心にじんわり染みこむような、情緒的で、切なさを漂わせる歌声で、聴いていると胸がきゅっと締め付けられる。
「躊躇った分だけ 戸惑った分だけ 過ぎ去る日々の犠牲を知った」
「受け取った分より 少しだけでも 優しさを覚えたかな」
この部分の歌詞が、個人的には特に心に残っている。
いつかライブで聴いてみたい。
5.「逃避行」
フレデリック「逃避行」Music Video / frederic “Tohiko” -2nd Full Album「フレデリズム2」2019/2/20 Release-
初めて聴いたとき、最も頭から離れなかったのは「逃避行」だった。
「君とばっくれたいのさ」
「退屈をしらばっくれたいのさ」
退屈な毎日から、フレデリックの音楽に逃げ込んでおいで、と言われているような、そんな歌詞だ。
「対価」のアウトロから、がらっと雰囲気を変える「逃避行」のイントロが始まる構成も、たまらなく好き。
ライブで聴いても、最高に楽しかったので、クラップのタイミングを覚えて、またライブで聴きたい。
6.「スキライズム」
フレデリック「スキライズム」Music Video / frederic “Sukiraism” -2nd Full Album「フレデリズム2」2019/2/20 Release-
「好き」と「嫌い」という、相対する2つの感情を、フレデリックらしい言葉の遊び方、音の作り方で表現したナンバー。
「オドループ」のような、繰り返すフレーズが印象的で、今までのフレデリックの良さを最大限活かしている。
「嘘の自分で好かれるよりも ホントの自分で嫌われよう」
この歌詞が、真っ直ぐに刺さった。
テンポの良さと、繰り返される言葉が中毒性を生む。
7.「他所のピラニア」
良い意味で、カオス、そして、ぬるりと脳にこびりついて離れないような音が印象的な楽曲。
前奏から怪しさ全開で、かなり好き。何回も聴きたくなる。
「正義のピラニア 欲望のままに」
作詞をした康司さん曰く、このフレーズは彼なりの社会風刺だそうで、比喩表現を用いて、鋭く切り込む言葉が刺さる。
10.CLIMAX NUMBER
フレデリックにしか作れない、冬のナンバー。
後半のコーラスがまるで合唱団のようで、聴いていてとても美しい。
クリスマスソングにもぴったりで、季節感あふれるメロディーと歌詞が可愛らしい。
11.「夜にロックを聴いてしまったら」
転調が印象的な、フレデリックならではのナンバー。
後半にかけて、ロックな調子になっていくのが良い。
「今宵僕は歌ってしまうのさ 君の歌」
双子の弟、康司さんが作ったこのフレーズを、双子の兄である健司さんが歌うことで、何だかとってもきゅんとする。
12.シンセンス
フレデリック「シンセンス」Live at 神戸 ワールド記念ホール2018/frederic「Shinsense」
言わずと知れた、新しいフレデリックのモードを示す人気ナンバー。
「切り裂いて切り開いていけ NEW SCENE」
「歯向かって向き合っていけ NEW SCENE」
これまでのフレデリックにはあまりないような、強い言葉で背中を押してくれる印象。
フレデリックの曲としては、ギターソロから始まる楽曲は新鮮だし、何よりライブで聴くと、さらに格好良い。
13.「飄々とエモーション」
フレデリック「飄々とエモーション」Music Video -2nd Full Album「フレデリズム2」2019/2/20 Release-
アリーナ、もしくは、それ以上の会場を彷彿とさせる、大きなスケールを持った、新たなフレデリックの名刺となるナンバー。
「僕の最低も最高もさらけ出して」
「君の最低も最高も声に出して」
「伝わらない夜よ 新しい朝を迎えて」
呼応しあう歌詞が印象的で、パワーをもらえる。
『フレデリズム2』という、ジャンルにとらわれない、そして、独創性溢れるアルバムの締めに、ぴったりの曲である。
ライブでは、全員で歌うのが最高に気持ちいい。
超ロングトーンを歌い上げる健司さんも、最強にエモい。