こんにちは、悠です。
今回は、昨年12月にTHE FIRST TAKEで公開された『東京』(渋谷龍太×長屋晴子)について。
このコラボが発表されたとき、とても嬉しかったのをよく覚えています。
ロックで格好良いボーカリスト2人による夢のコラボを初めて聴いたときは、2人の歌声のパワーに鳥肌が立ちました。
先日の夏フェスで、SUPER BEAVERの『東京』を聴いたら、このときの感動が蘇ってきたので、こうして今更ながら感想を綴ってみようと思います。
お時間のある方はぜひ、一度聴いてみてください。
『東京』 (曲の概要)
(こちらはバンドオリジナルバージョンです。)
SUPER BEAVERメジャー再契約後、2枚目のアルバム「東京」に収録された表題曲。
2021年12月7日からスタートした、アサヒスーパードライ×THE FIRST TAKEのCMタイアップ曲に起用された。
このコラボ企画がきっかけとなり、SUPER BEAVER feat. 長屋晴子(緑黄色社会)による、夢の共演が実現した。
渋谷さんの心を揺さぶるビブラート
(以前も紹介しましたが、やはりこの『人として』がとても好きで……。バンドバージョンとは一味違った、渋谷さんの歌声とストリングスとの親和性の高さが印象的です。今でも時々聴きにいきますが、曲の歌詞がダイレクトに響いて、胸をぎゅうっと掴まれます。)
バンドバージョンの熱さとはまた違った、優しく穏やかな空気感に包まれていて、不思議な感覚になる。
渋谷さんの特徴的なビブラートが、感情の機微を絶妙に表現していて、歌詞のひとつひとつがすうっと心に入ってくるようである。
“疑って暴くよりも 嘘ついた人が気づいて 傷ついて 解るほうがいいと思うんだ”
“身に覚えのある失敗を どうして指差せる?”
“人として かっこよく生きていたいじゃないか”
普段は、ストレートな歌詞より捻りのある歌詞を好むことが多い。
ただ、この曲に関しては、渋谷さんの歌声で聴くからこそ、真っ直ぐな歌詞がこんなにも胸を打つんだなと改めて実感した。
晴子さんの圧倒的な歌唱力
(晴子さんのアカペラ部分の迫力は圧巻です。元々、歌が上手いのも、声量があるのも知っていたはずなのに、この動画を観たとき、雷に打たれたような衝撃を受けました。歌声だけで、ここまで人の心を揺さぶることができるんだなと、聴くたびに感動しています。)
圧倒的な歌唱力に裏付けされた、繊細な表現力に驚かされた。
長屋晴子というひとりの歌手の持つ存在感とオーラ、心に響く歌声が堪能できる素晴らしい動画だと思う。
彼女の力強い歌声と情緒的なビブラートが、アカペラのときと、楽器と合わさったときで、表情を変えるのも良い。
アカペラのときは、より力強く、声だけでも感情が伝わるような歌い方をしていたが、楽器が入ってくると、歌い方が若干ライトになったように感じる。
楽器と融け合うような、滑らかな歌い方に変化していくのを感じて驚いた。
本当に素晴らしい。
晴子さんの歌声の魅力が存分に伝わってきて、鳥肌が立った。
心を震わせる圧巻のコラボレーション
(ファーストテイクコラボバージョンがこちらです。何度聴いても心が震えます。ビブラートがぴったり合う瞬間があって、鳥肌が立ちました。)
2人の特徴的なビブラートがシンクロした瞬間、ぞわっと鳥肌が立った。
このビブラートが見事に感情の動きを表現していて、胸に迫るものがある。
2人とも野太い声という印象はないが、歌声にはとてつもない迫力がある。
歌唱力に支えられた表現力が、どこか似ているようにも思えて、なんだか意外だった。
それぞれの視点から曲に向き合い、真っ直ぐに表現しているからこそ、こうして合わさったときに、爆発的な化学反応が起こるのだと思う。
また機会があるならば、どこかで一緒に歌っているところが観てみたいと望んでしまうほど、私の中では印象的なコラボレーションだった。
最後に
このTHE FIRST TAKEの『東京』の動画は、昨年の冬に公開されたものですが、夏フェスでバンドバージョンの『東京』を聴いてから、改めてこのコラボを聴くと、また違った感想が浮かびました。
やはり何度聴いても素晴らしいです。
この2人は、ボーカリストとして個人的に注目している2人なので、こうして一緒に歌ってくれるなんて……我得案件でした。
バンドとしてのカラーは違いますが、SUPER BEAVERも、緑黄色社会も、格好良い音楽を奏でるバンドですので、興味のある方はぜひ、そちらも検索してみてください。
(ちなみに、私のおすすめは、SUPER BEAVERの『東京流星群』・『美しい日』、緑黄色社会の『Alice』・『LADYBUG』です。特に『LADYBUG』は、ライブで聴いたときの妖しげな雰囲気がとても好きだったので、上記に動画を紹介しておきます。ぜひ聴いてみてください。)
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また。