こんにちは、悠です。
今回は、タイトル通り、大人数グループを推すときに思うこと(パート割りなど)について、私の考えをまとめてみました。
特に何かあった、とかそういうわけではないですが、穏やかで平和な推し活のために、自分の考えを整理したくなるときがあります。
(典型的なINFPなので……いろんな想像をしては考え込む癖が……。あくまで私個人の意見ですので、そのあたりご了承ください。)
興味のある方はぜひどうぞ。
大人数グループにおけるパート割問題
大人数グループを推していると、必ずと言っていいほど、“パート割り問題”にぶち当たる。
ぶっちゃけた話をするなら、私個人としては、パート割りはあんまり気にしたことがない…というか、そこまで気にならない。
理由は3つある。
①それぞれの持つ個性を活かすため
まず1つ目は、人にはそれぞれ個性があるということ。
曲のイメージに近い歌声を持つメンバーのパートが増えるのは必然的なことだし、よりよいエンターテイメント作品を作る上では、そのこだわりは大切なことだと思うからだ。
激しい曲ならば力強い歌声が、穏やかなバラードなら優しい歌声が、といったように、それぞれの個性に合わせたパート割りが重要なのだと個人的には思う。
オーケストラと同じ感覚で聴いているので、曲によって活躍する楽器が変わるのと同じように、それぞれの声は曲を彩る楽器だと考えている。
②それぞれが一番輝く魅せ方をするため
2つ目は、それぞれが最も輝く魅せ方を意識すべきだということ。
言葉だけだとわかりにくいので、ここでは1つ例をあげてみよう。
SEVENTEEN(13人)の『Fear』という楽曲を聴いたとき、私は推しであるホシくんパートはもちろん、ウォヌの歌い出しパートがかなり印象深かった。
パートがたくさんあるわけではないのに、冒頭のウォヌパートの印象が一番強く残っているのだ。
これが、魅せ方の巧さではないだろうか。
短かろうがなんだろうが、こちら側に鮮烈な印象を残したり、心をぐっと掴んで離さないパフォーマンスができるということを改めて突きつけられて、プロの凄さを思い知った。
要所に使うことで、曲の雰囲気を変える役割があったり、歌い出しに使うことで、インパクトを残す役割があったり。
それぞれの歌声を最も効果的に使うという意味では、パート割りに差が生まれることで、曲の展開にドラマが生まれるとも考えられる。
③初見のリスナーの心を掴むため
そりゃ推しがたくさん歌ってくれる方が嬉しいけれど、作品として、グループ全体として考えると、そう簡単にもいかないのだろうな……と思わんでもない。
もちろん、推しの声をもっと堪能したい!という気持ちはわかる。
非常によくわかる。
私自身、ゆる推しであるSixTONESに対しては、大我さんの歌声をもっと聴きたいな…なんて思うことが時々あるし、その度に、メインボーカルでパート多めなのにそんなこと思ったら贅沢だよな…とそれをグッとのみこんでいる。
ただ、これらの話はあくまで、そのグループのファンの間での話であって、初見の人にはあんまり関係なかったりする。
平等にパートが割り振られているかではなく、楽曲然り、メンバー然り、インパクトがあるか、琴線に触れる何かがあるか、あたりがポイントになるので、めちゃくちゃたくさん出てくる人がいたり、ちょっとしか出てこないのに印象的な人がいたりしたほうが、初見の人の興味を引きやすいとも言えるのだ。
これが3つ目の理由である。
メンバーの名前も顔もわからない、初めて彼らを観たり、聴いたりする人にグループを印象づけるならば、ドラマティックな楽曲展開が必要であり、そのためには、パート割りでも多少の緩急をつける必要があるから。
あの後半の高音パート歌ってた子だれ?!とか、前半のウィスパーボイスの子の声が好き!とか、ラップで低音めちゃくちゃ格好良い子がいた!とか、ダンスブレイクでセンターにいたイケメンは何者?!とか。
彼らについてよく知らない人ほど、最初は、歌声の特徴やMVのビジュアル、パートで個人を認識する。
そこが入り口になることもあるのだ。
そういう意味合いでは、パート割りで曲に緩急や濃淡をつけることが、グループを知ってもらうためには効果的であると言える。
個人的に思うこと
まあ、考え方は人それぞれなので、各々好きに推したらいいと思うが、時々、自推しの扱いへの不満や疑念が、他メンバーに飛び火している人がいる。
メンバー全員が好きな、私みたいなオタクにとっては、その類の話は結構堪えるのだ。
普段は自衛しているが、たまに意図せずしてみてしまって、凹んだりすることもある。
こんなことを私が言うのもなんだが、他メンバーを下げるような発言は、きっと、そのグループで頑張っているあなたの推しも悲しませることになる、というのを頭の片隅に覚えていなくてはならないと思う。
苦言や要望があるときでも、相手も生身の人間であるということは、絶対に忘れてはならない。
話が逸れたが、“パート割り問題”については、様々な意見があることを承知の上で、自分なりの落としどころを見つけるのが、いいのではないかと思う。
簡単に解決策が見つかるような問題ではないので、これ以上の言及は避けるが、もやもやしたとき、こういう考え方もあるんだなと思ってもらえたら嬉しい。
めざせ、平和で幸せな推し活……。
メンバー差別問題
こちらは、大人数グループに限らず、どこにでも存在する、由々しき問題である。
どれだけ有名になっても、それを売るのが人である限り、そこに事務所や企業の思惑が絡む限り、特定メンバーへの扱いがあからさまに酷かったり、見切れていたり、写っていなかったり、そういった差別、もしくは炎上商法はなくならない。
胸が痛むが、どこの事務所、とか、誰が、とか特定できないくらいに頻繁に起こっている気がするので、どこに訴えたらいいのかすらわからないのが現状である。
私がここで話している差別とは、バラエティであんまり映らない、とかそういった話とはまた少し違う。
放送分量に関しても、極端に差がないほうがいいが、トークが苦手だったり、バラエティが苦手だったりする人もいるわけで、そういったものに特性のある人たちが目立つのは、エンタメの世界では、ある程度仕方のないことだったりする。
通常のバラエティ番組などでもそうだが、ひな壇に座っていても、よく突っ込んだり、ボケたりする人と、そうでない人とでは、映る時間に差が生まれるものだ。
それがあまりにも極端だったり、作為的だったりする場合は、声をあげなくてはいけないと思うが、声をあげたとて、解決されるかどうかは不透明なのが、界隈の闇の深さを物語っている。
知れば知るほど、華やかさの裏にある闇は深いし、事務所やその他関連企業への不信感が募ることもあるが、そんな中でも、一生懸命にファンと向き合うアイドルたちを見ていると、応援したいという気持ちが強くなる。
これこそが、K-POPアイドルを推すファンの熱量が高くみえる理由の一つなのかもしれない。
シパ向けのコンテンツ
これも大人数グループに限った話ではないが、別グループのファンダムで、シパによる恐ろしい争いを目の当たりにしてから、ずっと気になっている問題である。
そんなこんなで最近は、ケミとシパの違いについて、ひたすら考えている。
明確な定義があるわけではなさそうだが、調べた限り、以下のように分類できそうだ。
- ケミ(ペン)……特定の2人の組み合わせ・関係性(ケミストリー)が好きな人のこと。
- シパ……特定の2人が恋愛関係であると妄想・もしくは考察する人のこと。海外の同人用語として使われているシッパー(shipper)という単語が元だと考えられている。
楽しみ方も、考え方も、推し方も個人の自由なので、そこにどうこう言うつもりはない。
ただ、シパによる妄想を、まるで事実のように拡散しているのを見ると、一気に冷めてしまったり、不快な気持ちになったりするのが正直なところである。
私にも好きなケミはあるし、その推しケミのメンバーが一緒にいるのを見ると嬉しい。
ただ、付き合っていてほしいという願望や、付き合っているはずだという幻想は抱かないタイプである。
シパ的思考を否定するつもりはないが、あくまでも、自分たちの妄想・想像の範囲であるという点を理解して、暗黙の了解的に、検索避けや鍵アカなどを使って、同じ趣味趣向を持つ者同士でやってほしいとは思う。
大半の人は、本気でカップル妄想を垂れ流している訳ではないと思うが、画像等の捏造や他メンをあからさまに切り取って、“そう”見えるように加工された画像などを見ると気分は良くない。
また、同性であれ、異性であれ、他人の恋愛云々を決めつけて、大多数が見るSNSで鍵をつけずに拡散しているのを見ると怖くなる。
最近は、カップル売りのような手法もあり、“〇〇シパ”を名乗るファンも増えている印象がある。
本人たちへの配慮はもちろんのこと、ファン同士も、お互いが尊重し合って、それぞれの平穏な推し活が守られるような、素敵なファンダムになってほしいなと切に願っている。
偉そうに語っているが、自分自身も、推し活におけるネットリテラシー、人権の尊重について、改めて考えていかねばならないなと強く感じた。
最後に
気になる点について長々と語りましたが、推しを応援したい気持ちはいっぱいでございます。
深く知れば知るほど問題点も見えてくる…といったところでしょうか。
こんなにもがっつりとK-POPにハマるのは初めてなので、自分でもびっくりするほど、投票やら調査やら分析やら考察やら……いろいろやってます。
楽しさと驚きと恐ろしさを感じつつ、これまで知らなかった世界を知って、少しずつわかるようになってきました。
ファンが世界中にいるという点、母数が圧倒的に多いという点から、本人たちの言動以外の理由で謎に炎上したり、揉め事が起こったりするのは、なんだかなぁ…と思ってしまいますが。
- 推しは推せるときに推せ
- 目指せ、幸せな推し活
この2つをモットーに、これからも自分の理想の推し活を目指して、マイペースに楽しみながら、推しを応援したいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また。