悠悠自適なオタク生活

好きなことやどうでもいいことを書き綴る、ジャンル崩壊の趣味ブログ。

韓国ドラマ「青春ブロッサム」に寄せて

こんにちは、悠です。

新しくハマれる韓流ドラマに出会えていなかったんですが……最近、素敵な作品を見つけたので、感想を綴ってみたいと思います。

単純に祖父母の世話をしながらだと、1時間がっつり集中して観る時間を確保しにくいという点もありますが……最近は、1話の尺が短いドラマが、個人的には結構きてます。(1話が30分程度の作品)


今回ご紹介するのは、韓国ドラマ「青春ブロッサム」(全16話)

切なくて、痛くて、でも、あたたかさもあって……涙と笑顔、どちらの余韻も残るような、とても素敵な作品でした。

お時間のある方はぜひ。

(『青春ブロッサム』はABEMAで配信中です。気になる方はぜひどうぞ。プレミアムに加入すると、他の作品も見放題なのでおすすめです。無料公開期間が終わったあとでも、何度でも観ることができます。)

作品について

作品の舞台

基本的には、ソマンとハミンが過ごした時間(2016年)と、ボミ・ジニョン・ジェミン・ソンヒが過ごしている時間(2022年)を行ったり来たりしながら、ストーリーが展開していく。

どちらもソヨン高校が舞台となっていて、大人と子どもの狭間である高校生という多感な時期を、丁寧に描いているのが印象的だった。

原作マンガはこちらから。

manga.line.me


ストーリー(ネタバレなし)

2016年

クラスでは目立たない存在であるが、絵を描くことが好きで、いつも美術室で絵を描いていたハン・ソマン

学級委員長を務めていて人気者、加えて成績も優秀なイ・ハミン

接点のなかった2人が、ふとしたきっかけで出会う。

ソマンはハミンの本当の姿を知り、徐々に距離を縮めていくが……。


2022年

ソマンは教育実習生として、母校であるソヨン高校を訪れていた。

思い出の場所である美術室に立ち寄ったソマンは、突然倒れてしまう。

5組の学級委員であるボミが、倒れているソマンを発見し、保健室にソマンを連れて行ってくれた。

ボミから、魘されていたとき、“ハミン”と何度も呼んでいたと聞かされるソマン。

その後、校内でハミンにそっくりな生徒に出会い、涙ぐみながら思わず手を伸ばすソマンだが、彼はハミンではなくて……。

(1話はYouTubeでも観られますので、迷っている方はぜひこちらからどうぞ。)

キャストについて

  • イ・ハミン役……ソ・ジフン

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  • ハン・ソマン役……ソ・ジュヨン

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  • ボミ役……カン・ヘウォン

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  • チェ・ジニョン役……ユン・ヒョンス

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  • カン・ソニ役……オ・ユジン

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個人的には、ハミンとソマンの過去回想パートが特に好き。

お二人とも、演技を拝見するのは初めてだったが、あっという間にハミンとソマンの世界観に惹き込まれて、途中からはソマンにつられて涙が……。

ハミン役のソ・ジフンさん、セリフのときの低音がとても素敵で、それにもキュンとしてしまった。

ソマン役のソ・ジュヨンさんは、笑顔が印象的。

彼女の表情の演技に引き込まれた。

彼女の演技のおかげで、ハミンがソマンに惹かれた理由に共感してしまい、より一層作品に入り込んでしまったし、切なくなった。

2人の身長差も良き。
ハグするとすっぽりおさまるのが、胸キュン。

切ないシーンも多いが、幸せな2人のシーンが頭に浮かぶような、そんな余韻が残る作品である。


あと、個人的に推したいのはソニ

WEBTOON原作ドラマらしい、はっきりした性格のキャラクターで好き。

2022年パートでのヒロイン的立ち位置であるボミは、結構優柔不断というか、もどかしく感じる部分が多々あった。

一方、ボミの親友であるソニは、ボミとは正反対の性格で、自分の気持ちや意思をはっきり言うし、行動に移すタイプ。

そこが羨ましかったし、スカッとするポイントでもあった。

ジェミンへの複雑な想いや、ボミへの心配ともどかしさジニョンに対しての心境の変化なども、丁寧に演じられていて、ソニみたいな親友のいるボミは幸せ者だなと思ったり。

彼女がいるおかげで、作品がもっと魅力的になっている気がする。


感想(多少ネタバレ要素あり)

ハミンとソマン

登場人物がそれぞれ抱く“後悔”と向き合いながら、物語は進んでいく。

  • なぜハミンは自死を選んだのか。
  • ハミンを死なせてしまったというソマンの後悔
  • ハミンとソマンの関係。


2人のやり取りが軸になって、現在と過去を行ったり来たりするのだが、ロマンス要素だけでなく、“青春”を生きる彼らひとりひとりが向き合っている問題が見え隠れするのが、観ていて印象的だった。

ハミンとソマンが徐々に距離を縮めていく過程にはときめくし、2人の秘密の青春の煌めきには、胸が高鳴る。

2人の出会いの場所である美術室共に時間を過ごした特別な場所であるアトリエが、とても大切に、丁寧に描かれていて好き。

めぐる季節で、2人の関係性の変化を表す描写もよかった。

特に夏の雨の中、2人がずぶ濡れで走るシーンは、まさしく“青春”そのもので、眩しかった。


とある出来事がきっかけで、2人がすれ違っていく様子には胸が痛んだ。

美術室でも会えなくなり、絵画教室のアトリエでも会えなくなってしまう2人。

ソマンはハミンの抱える痛みや重荷をすべて知ることはできず、ソマンを思いやるがゆえに、「大丈夫」だと強がりを言ってしまうハミン。

2人の間に見えない溝ができてしまったようで辛かった。


表向きは優等生として振る舞っていたハミン。

彼の抱えた重荷を思うと胸が痛む。

絵画教室で描いた絵を母親に破かれ、ソマンとの時間も失われて……。

ハミンの心の拠り所がどんどん減っていくのが、とてもしんどかった。

彼が自分自身の意思で選んだのが、絵画教室であり、彼がありのままの姿を見せられたのは、ソマンといるときだけだったのに……。

悲しい結末を知っているのに、ハミンを助けてあげて…!と願わずにはいられなかった。

ハミンの弟ジェミン

ジェミンも、兄を失った苦しみと後悔を抱えて生きている。

兄の手帳に名が記されていたソマンと出会ったジェミン。

最初はソマンのせいで兄は自死を選んだのではないかと疑い、彼女に対して憎しみのような感情を抱いていたが、ソマンからハミンの話を聞くうちに、その感情は複雑なものへと変化していく。


兄に対する母の過度な期待。

ジェミンを自由にするために、その期待をすべてひとりで背負おうとした兄の姿。

幼いジェミンと現在のジェミン当時のハミンと現在のジェミンがオーバーラップするような、そんな印象を受けた。


当時のことを思い出して、自分の言葉が兄の背中を押してしまったのではないかと悔やむジェミンは、姿を消してしまう。


ハミンのときと同じ悲劇は繰り返さない。


そう願うソマンが、屋上でジェミンにかける言葉が記憶に残っている。

本編の中で、ぜひソマンの言葉を受け取って欲しい。


後悔を背負って、それでも必死に生きているすべての人の背中をそっと支えてくれるような、そんな作品だった。


最後に

久しぶりに韓国ドラマをじっくり観ました。

終始落ち着いたトーンで進む、穏やかで、切なくて、あたたかい……素敵な作品に出会えて嬉しいです。

ちなみに、同時期に『偶然見つけたハル』も観て、無事にイ・ジェウクさんにハマりました。

そちらの感想もいずれ書きたいと思っていますので、お時間のある方はまた覗いてみてください。

(あまりにもイ・ジェウクさん演じるペク・ギョンのキャラ設定が好きすぎて、彼メインの感想になってしまいそうですが…。ヒール的立ち位置なのにもかかわらず、序盤からペク・ギョンの傷が脳裏を過ぎるような、繊細なお芝居をされていて驚きました。こいつ…!と思っても、でもギョンにはギョンの傷が…となってしまい、後半はギョンの目線で作品に没頭したせいで、観終わったあとの胸の痛みが半端なかったです。)


話が別ドラマに逸れてしまいましたが、長過ぎず、程良い話数で、飽きることなく最終話まで駆け抜けられました。

『青春ブロッサム』、スキマ時間にぜひどうぞ。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また。