お久しぶりです、悠です。
アサヒの作る曲がとにかく好きで、その魅力をどうにかして語り尽くしたい!と思い、久々にブログを書きます。
今回は、『オレンジ』『病』『ありがとう』の3曲をピックアップしてみました。
興味のある方はぜひ。
アサヒならではの感性
私は、アサヒの作る曲が好きだ。
どこか懐かしくて、あたたかいメロディー。
重なり合う和音の心地良さ。
情景が浮かぶような歌詞。
J-POPが持つ独特の哀愁と、K-POP特有の華やかできらびやかな世界観を融合して、彼ならではの感性でブレンドした楽曲は、私の中にあるK-POPのイメージを大きく覆した。
“十人十色の個性的な歌声”という武器を持つTREASUREだからこそ、彼の作る歌がピッタリとハマるのだと思う。
一緒に口ずさみたくなる優しいメロディーは、ヒーリング効果抜群である。
季節の移ろい、時の流れ、過ぎゆく日々。
アサヒが作る曲は、色彩のグラデーションに似ている。
昼と夜の合間の夕暮れの空。
変わりゆく季節を感じさせる風の匂い。
ゆらゆらと揺蕩う心模様。
ぼんやりとしていて曖昧、でも、息を呑むほど美しい。
そんな忘れたくない瞬間を切り取って、音に乗せているようで、なんだか胸が熱くなる。
まるで短編映画を観ているような、不思議な気持ちが湧いてくるから好きだ。
歌に身を任せて、自然の中をドライブしたくなるような楽曲たちは、私のお気に入りである。
『オレンジ』
まず最初に紹介するのは、コンサートで聴いてからさらに好きになった『オレンジ』。
夕暮れ。
公園のベンチ。
あなたと歩く帰り道。
懐かしくて、少し寂しくて。
あたたかい情景が目に浮かぶようで。
“ずっと輝き続ける夕日のように 君の笑顔も絶えないよう願うよ”
“君が夕日のように輝けば 目印がわりに君へ導くから”
日本語版では、個人的にヒョンソクのラップパートのバースが特に気に入っている。
低音で優しく紡がれる言葉は、何度聴いても胸がキュンとしてしまう。
そして、この曲では、“夕日”がロマンティックかつ、ノスタルジックに描かれているのがポイント。
綺麗な夕焼け空を見た瞬間のときめきと、ほんのちょっとの寂しさが見事に表現されているのが印象的だ。
“今日もオレンジに染まる君想いながら”
“暗くなる街 一人行くんだろう”
“君との時間愛おしくて”
“明日もそれから先もずっと 君を見ていたい”
“願いを込め見上げた空には 泣きたくなるほど綺麗な夕焼けが”
日本語で紡がれたラストのサビの歌詞は、情景と心情の描写がとても繊細で、一番好きな部分でもある。
“泣きたくなるほど綺麗な夕焼け”が目に浮かぶような、繊細で優しいメロディーに心があたたかくなった。
コンサートでのアサヒ、ジョンウのアレンジもたまらない。
聴きどころ満載の、TREASUREにピッタリの名バラードである。
『病』
イントロから身体を揺らしたくなるのは『病』だ。
ドライブにピッタリの曲で、いつもリピートしてしまう。
懐かしくて、可愛らしいイントロが印象的。
淡くてピュアな恋心を表現した、繊細な歌詞はもちろんだが、個人的には、一緒に口ずさみたくなるメロディーラインがイチオシである。
一度聴いたら忘れられないメロディーと、キュンとする歌詞に加えて、もうここにはいない君に対する寂しさや切なさが、絶妙なさじ加減でブレンドされている。
“夕暮れ空よく見える日”
“自転車が軽く進む日”
“街の音よく聞こえる日”
“時計の針が遅く進む日”
“いつもより光るあの月”
“風に揺られ音奏でる木”
いつも隣にいた“君”がいない。
それを表現するのが、とても巧い。
君が後ろに乗っていないから、いつもよりも軽く進む自転車。
君の話し声が聞こえないから、いつもよりよく聞こえる音。
君と一緒にいないから、いつもより遅く感じる時の流れ。
ふとした瞬間の描写が繊細で、情景が目に浮かぶようだった。
実はこの曲は、TREASUREをよく知らない私の友人のイチオシでもある。
TREASUREの曲をよく知らない彼が、ドライブ中に楽しそうにリズムを刻んでいるのを見て、音楽の力を改めて実感した。
『ありがとう』
歌詞に泣かされ、ロックなメロディーに身体が跳ねるのは、アサヒとハルトによる『ありがとう』。
発表された時期もあり、どうしても歌詞を深読みしてしまう。
健気で真っ直ぐな想いに、胸が熱くなった。
あのアサヒが、ハンドマイクを握りしめて、力強く真剣に歌う姿に、心の震えを止められるわけもなく。
コンサートでは泣いてしまった。
今までは、敢えて言葉にしてこなかったけれど、私はこの曲を聴くたびに、マシホの姿を思い浮かべる。
想いはすべて、音に乗せて。
この曲に込められた想いが、覚悟が、しっかりと伝わってきた。
10人のTREASUREを応援したい!という前向きな気持ちになれたのは、この曲のおかげである。
“君を眺めてばかりで 些細な言葉さえも言い出せなかった”
“今更やっと気づいた 君だけだった”
手紙のように、真摯に綴られた言葉に胸が締めつけられる。
後悔が滲む言葉に、彼らの葛藤を見た気がした。
“共に過ごした日々 大切なひとときを”
“君が幸せになるのをただ願うだけ”
後悔の念を感じつつも、それを糧として進んでいこうという想いを感じた。
曲の盛り上がりに比例するように、歌詞からも前向きなエネルギーが増してくる。
強くしなやかな言葉が印象的。
“かけがえない過ぎ去りし日々よ”
“哀しみ背に 君のいない道を”
哀しみを背負い、前に進む覚悟が伝わってくるハルトのパートも良い。
個人的には、この曲のハルトのラップが一番好き。
“「また明日」じゃなく「さようなら」になるから”
“声枯れるまで歌わせて 君へ届くまで”
“声枯れるまで歌わせて”というフレーズ通り、コンサートで、全力で歌っていたアサヒの姿が、鮮明に脳裏に浮かぶ。
“君へ届くまで”のフレーズと共に、花道を駆ける姿が忘れられない。
“鮮やかな日々も やがていつの日かは 色褪せるけど 今を歌おう”
“鮮やかな日々もやがていつの日かは色褪せる”という歌詞が、妙に心に残っている。
今、一番鮮やかに輝いている彼らが歌うから、こんなにも胸に響くのかもしれない。
真っ直ぐな言葉に、たくさんの勇気をもらった。
“それぞれの道 僕らは別の花を咲かせ”
“今までありがとう さよなら愛し君へ”
最後に
私は、アサヒの作る曲が好きだ!という勢いのままに書きました。
これを書いている最中に、アサヒが投稿した写真がこれまた素敵で……。
彼が見ている世界、感じたことを、共有してくれるたびに、その感性の豊かさに感動します。
アサヒの曲には、燃えるような熱さはないけれど、曲の世界にすうっと溶け込んでいくような、包み込まれるような安心感と、あたたかさ、そして懐かしさを感じ、日々癒やされています。
これからも彼の見た景色、感じた想いを乗せた曲をたくさん聴きたいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また。