悠悠自適なオタク生活

好きなことやどうでもいいことを書き綴る、ジャンル崩壊の趣味ブログ。

TREASUREのミニアルバムの話

こんにちは、悠です。

今回はTREASUREのミニアルバム、「THE SECOND STEP CHAPTER ONE」について、ざっと感想を綴ってみたいと思います。

アルバムレビューというほど、大層なものではありませんので、その点ご了承ください。


今回は、個人的に曲の多彩さに驚かされました。

固定概念にハマらない感じ楽曲の幅広さが好きです。

ひとつのジャンルに縛られて、楽曲の雰囲気やコンセプト等が凝り固まってしまわないのは、メンバーそれぞれの個性の強さが起因しているように感じて、これからも、彼ららしくのびのびと、柔軟さを失わずに進んでいってほしいなと思いました。

個人的な話にはなりますが、2月から、
TREASUREの韓国カムバ
フレデリックの新譜
TREASUREの日本カムバ
ゆん花コンサート……
と大忙しで、あっちこっちと推しの波を揺蕩っております。

今日はTREASUREのお話です。
お時間のある方はぜひ。

1. JIKJIN

“YGらしい”ヘビーで格好良いサウンドと、中毒性のあるサビが印象的な一曲。

エンジンをかけて、ハンドルを切る“ドリフトダンス”も面白い。

個人的には、こういった楽曲でのラップラインの3人が最高に輝いていて大好き。


ヒョンソクのラップはYGの先輩方から受け継がれてきた血筋を感じるし、何よりラップ素人の私でもわかるくらいにラップが巧い

パフォーマンスに遊び心を加えたり、合いの手掛け声で楽しませてくれるヒョンソクが最高過ぎる。


真っ赤な髪で全世界を揺らした(と思ってしまうほどの衝撃を受けました!)ヨシのビジュアルと、LISA先輩へのリスペクトを込めたオマージュラップも良い。

ラップの面白さが伝わってきて、聴いていて楽しくなった。


そして、唯一無二の低音ラップかますハルトもエグい。

ラップのトーンはもちろん、ジェスチャーがあまりに格好良すぎて震えた。

語彙力を失うくらいやばい。
『MMM』のときよりもっと格好良くなっていて怖い。


『JIKJIN』に関しては、以前ブログで感想を綴っているので、詳しくは割愛するが、聴けば聴くほど、ラッパー3人の格好良さに目覚めてしまって困っている。

banbi520.hatenablog.com

(個人的には、ONE TAKE Ver. が気に入っています。パフォーマンスの躍動感と迫力がダイレクトに伝わってくるので、観ていてぞくぞくしちゃいます。)


(パフォーマンス全体の構成がわかるので、こちらも最近はよく観ています。何度観ても飽きません。)

日本語バージョン感想

若干歌詞が詰め込まれ過ぎている感覚は否めないが、全体としては良かったと思う。

最初の方のジュンギュパートが、早口言葉みたいで大変そうだったが。

流石TREASURE、今回も発音に関しては触れる必要がないくらいの完成度の高さだった。

日本語の歌詞を聴いて、こんなこと言ってたのね……と若干照れくさくなりつつ、3か国語を駆使したサビを、いつの間にか口ずさんでいた。


2. U

初めてアルバムを聴いたときから、一番お気に入りだった楽曲

洋楽っぽいテイストもありつつ、心地良いテンポ感甘やかな歌声が、TREASUREの爽やかさとあたたかさを感じさせるのが良き。

ポップで可愛らしいサウンドが彼らの歌声にフィットしていて、『JIKJIN』とのギャップがたまらない。


振付もとてもキュートで、MY TREASUREを彷彿とさせるような、とにかく観ているだけで笑顔になれるようなパフォーマンスである。

凝り過ぎたコンセプトでもなく、大衆にウケそうなサウンドを狙っている訳でもなく、ただ純粋に心があたたかくなるような一曲


ラストの、ドヨン→ジョンファン→ジョンウ→マシホ→ジフン→アサヒの流れ、聴くたびに幸せな気持ちになれて好き。

(ジョンウにハモるジフンと、コーラスで入ってくるイェダムの歌声も最高で、聴くたびにいつも多幸感に包まれています。なんでこの子たち、こんなにヒーリング効果が高いんでしょうか……。いつも癒しをありがとう……!)


(振付も可愛いです。ハッピーな気持ちになれます。)

日本語バージョン感想

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“題名は「U」 主演は僕”

“ジャンルは Romantic comedy”

歌詞が可愛らしい。
まさに“ロマンティックコメディ”……。

英語詞が多いのもサウンドに合っていて好き。

TREASUREは、声質的に英語詞が似合うメンバーが多いので、『U』ではその良さも活きている。

“あの星もつかめるよ”

個人的には、ジョンウパートのこの部分が特に気に入っている。

ジョンウや、なんて綺麗に優しく歌うの……と、不覚にもきゅんとしてしまった。


3. DARARI

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TikTokで大流行している『DARARI』は、イェダムが作詞作曲に携わっているという点にも注目したい。

イェダムは本当に才能に溢れた人だなと、改めて驚かされた。


耳馴染みの良いサウンド、程よいテンポ、思わず口ずさんでしまうようなメロディー。


それらの調和が絶妙で良い。

メンバーも、普段とは少し違ったアプローチで歌を入れていて、そこも興味深かった。

MVの制作、コンサート後の活動も予告されており、今後、この曲がもっと成熟していくのが楽しみで仕方ない。

(MVの公開も楽しみですし、『JIKJIN』の活動やコンサートが終わった後も、パフォーマンスする彼らに会えると思うととても嬉しいです。『DARARI』がもっとたくさんの人に愛されますように……。)

日本語バージョン感想

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個人的に、日本語バージョンの楽曲の中では、『DARARI』の歌詞が一番好き。

語感がナチュラで、言葉のチョイスも良い。

“流れるMelody Melody yeah”

“君はまさにMuseだから Play it”

この部分は、“流れるMelody”の音の響きの心地良さと、Museという言葉のチョイスが非常に活きていて好き。

オリジナルでもMuseという言葉を使って表現されていて、イェダムの言葉のチョイスにときめいた。

“君が好きだから”

個人的に最もやばかったのは、このアサヒパート。

こんなにも甘くて儚い声で歌うのはズルすぎる

真っ直ぐな歌詞とアサヒの歌声に、思わずきゅんとしてしまった。

“君に奏でよう”

ヒョンソクパートのこの歌詞も良い。

続くヨシパートのフレーズも心地良くて好き。

“あたたかいね 君のそば”

“優しく響け 愛の言葉”

“あたたかいね”と語りかけるようなフレーズが、ヨシの優しい声とトーンにぴったりで、こちらまで穏やかな気持ちになれる。

この後にハルトの低音で“I L.O.V.E Y.O.U”と紡がれたらもう……耳がとろけるかと思った

“届いてほしい All for you”

オリジナルでもそうだが、ここのパートは、ジョンウの歌声に心を奪われない人はいないと断言できるくらいに、彼の伸びやかな歌声の良さが詰まっていて好き。

やっぱり私は、ジョンウの歌声が大好きなんだなと改めて実感した。

“ソラミファソ 君はMelody”

“ソラミファソ 君のMelody”

“君は”“君の”でニュアンスを変えてくるあたり、とても丁寧に歌詞が作られていて嬉しかった。

曲良し、歌詞良し、歌声良し。


4. IT'OKAY

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TREASUREのバラードが好きな私にとっては、ご褒美のような一曲である。

ジフンの高音の良さが余すところなく発揮されていて良き。

歌詞の内容については、日本語バージョンの方で詳しく触れるが、楽曲の持つ包み込むようなサウンドと、しっとりと響くメンバーの歌声で、メロディーを聴いただけでも胸がじーんとするような、そんな曲に仕上がっている。

ライブでしっとりと聴きたい名バラード。

日本語バージョン感想

open.spotify.com

“誰も僕を わかってくれない”

“この世界が悪いのか 僕のせいなのか”

マシホとドヨンのこのパート、2人の歌声も相まって、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚になる。

自分自身も感じたことのある、胸のつかえを歌う彼らに共感して、曲に感情移入しながら聴き入ってしまった。

“暗い夜が過ぎれば 朝陽昇るだろう”

“何もなくても 何でもできるさ”

個人的には、イェダムパートのフレーズがとても好き。

よく使われる表現ではあるが、イェダムの歌声とよく合っていて印象的だった。

ジョンウパートも良い。

“何でもできるさ”ときっぱりと歌い切るジョンウの声に、どれだけの勇気をもらったことか……

歌詞に寄り添った歌い方をしてくれていて、とても嬉しかった。  

“世界中が背を向けても 僕は君の隣に”

“望まない夜が来ても 僕が君を照らすよ”

ここの歌詞も印象に残っている。

ドヨンとジュンギュのパートだが、歌詞の言葉のチョイスはもちろん、2人とも丁寧に歌ってくれているのがとても素敵だった。

“Don't give it up”

“小さな希望 歌に込めて”

サビで繰り返されるメッセージが良き。

“歌”に込められた思いがあたたかくて、じんわりと心に沁みた。


5. BFF(Best Friend Forever)

(※CDのみ)

「男子校怪談」OSTとしても使用されたこの曲は、CDのみの収録となっている。

楽しくて、思わず一緒に歌いたくなるような楽曲

ヒョンソクが作詞作曲に携わっており、軽快なテンポが心地良い。

日本語バージョン感想

想像していた以上に良くて、違和感なく聴くことができた。

ドラマのシーンと共に楽曲が記憶されているので、個人的にはオリジナルの韓国語バージョンのほうが印象深いが、日本語バージョンだと、歌詞の内容がわかって嬉しかった

青春!!って感じの歌詞と、わちゃわちゃ遊んで楽しめるサウンドが良き。

“あの空崩れ落ちても”

“この大地が裂けても”

“絆は永遠 僕らはそうさBest Friend”

ジョンウとアサヒのこのパート、個人的には、たとえの規模がやたらと大きくてツボだった。

聴いているとわくわくしちゃうような一曲

(ラップの前にそれぞれの名前をコールするのが、個人的には可愛くて好きです。)


6. Gonna Be Fine

(※CDのみ)

こちらも「男子校怪談」OSTで、ジフン・イェダム・ハルト・ジョンウが歌っている。

イェダムの切ない歌い出しから、それを引き継ぐジフンの歌声、そしえ、メロディーの美しさが良い。

サビのジョンウの歌声も好き。

声は力強いのに、胸をぎゅっと締めつけるような、そんな切なさを内包している歌声が印象に残っている。


ハルトが歌いだした瞬間に、一気に楽曲とドラマの世界に引きずり込まれてしまって、もうだめだった。

ハルトの歌声からジョンウの歌声への流れがあまりに美しい。

2人の演技が印象に残っているいるからか、随所でドラマを思い出しながら聴き入ってしまった

4人の歌声のバランスが良い。

日本語バージョン感想

CDのみの収録なのが本当に惜しい。

歌詞も含め、丁寧に大切に作られているのが伝わってきて、何度聴いても、切なさで胸が締めつけられる

“ため息に隠す本音は 耳を塞いでも消せないんだ”

言い回しの難しい歌詞が多いのに、違和感を感じずに聴き入ってしまえるほどの、発音の質の高さに改めて驚いた。

“ため息に隠す本音”というフレーズが、個人的には気に入っている。

“壊れたハート 目を逸らして”

“光は差すから”

ここの歌い方がとても好き。
(ジョンウとイェダム、どちらの歌声も良くて、胸がぎゅっとしました。)

声の質感や使い方が良い。

“気づいてた ずっと”

“今すぐありのままを 抱きしめたい”

ジョンウの真骨頂。
伸びやかで、真っ直ぐ届く歌声に、今回もまた心を掴まれた。

日本語バージョンもかなり良くて驚いた。

これは泣いてしまう……。

THE SECOND STEP : CHAPTER ONE (CD+DVD+スマプラ) [ TREASURE ]

どの曲も日本語バージョンの歌詞に至るまで丁寧に作られていて、聴き応えのあるミニアルバムだった。


あとがき

話は少し逸れてしまいますが、先日発表されたBIGBANGの新曲を聴いて、これが“音楽”のパワーなんだなと痛感しました。

手元にあるスマホから、手軽に世界中の音楽を聴くことができる今、“音楽が消費されていく”感覚が怖いと思うことがあります。


流行り廃りのスピードの速さ、それを前提として作られる覚えやすくて聴きやすいサウンド


流行りに如何に上手く乗っかるか、そこに照準を合わせているものが多いなと感じて、個人的には、少しだけK-POPというジャンルに飽きがきていました

そんな中でBIGBANG『Still Life』を聴いて、ああ…こういう重たいくらいの気持ちが詰まった、その人たちにしか歌えない曲が聴きたかったんだ……と妙に納得している自分がいます。

TREASUREの今回のミニアルバムも、彼らだからできた作品だと胸を張っておすすめできるのが、とても嬉しいです。

“音楽”に真摯に向き合う彼らの未来が、輝かしいものであることを祈ります。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また。