TREASUREのTRACEに寄せて
こんにちは、悠です。
TREASUREの1st CONCERT「TRACE」の余韻が抜けません。
生まれ育った国が違うアーティストのライブを観たことがほとんどなかった私ですが、本当の意味で、“音楽に国境はない”ということを実感しました。
あんなにも楽しそうに、そして、幸せそうに歌われたら……泣けちゃうじゃないか…。
画面のこちら側で観ている私まで、幸せな気持ちになりました。
ありがとう…!!
音楽を愛していて、メンバーを愛していて、ファンを愛してくれる彼らの真っ直ぐな思いが、これでもかと詰まった、最高のライブでした。
12人みんな、本当にお疲れ様。
素敵な時間を共有してくれてありがとう。
今はこの言葉で胸がいっぱいです。
今回は滾る思いのままに、セトリにもちょこっと触れつつ、感想を綴ってみたいと思います。
(セトリ等ネタバレあります。すでにご存知の方も多いかとは思いますが、ネタバレ気になる方はご注意ください。MCにも若干触れています。)
取り急ぎ自分の備忘録として綴ったものをまとめただけなので、読みにくい点あるかとは思いますが、ご了承ください。
- 『JIKJIN』『BOY』『Going Crazy』
- 『COME TO ME』『U』『B.L.T』
- ユニットステージ
- 『DARARI』
- 『BE WITH ME』
- 『ORANGE』
- 『IT'S OKAY』
- 『I LOVE YOU』『MMM(Rock Ver.)』
- アンコール
- 最後に
『JIKJIN』『BOY』『Going Crazy』

ド頭の『JIKJIN』、最高のスタートだった。
メンバーの気迫が凄い。
こういう系統の曲は、やはりラップラインの3人が輝きすぎて、1曲目から骨抜きにされた。
ヒョンソクは生粋のYGラッパーだし、ヨシは赤髪も相まって二次元的魅力が増し増しだし。
何より、ライブで大化けするハルトが、今回も無双すぎて震えた。
本当に彼は何者…?
骨の髄までしみこんだ、ライブの猛者の血を感じた。
ライブアレンジは最高だし、ステージ上での何気ないジェスチャーがめちゃめちゃ格好良い。
あれでまだ18歳だと思うと、将来が良い意味で怖い。

『BOY』はやはりダンスブレイクが好き。
デビュー曲というのもあって、思い入れもあるが、やはり格好良かった。
ジェヒョクのダンスがめきめき上達していることに感動。
元々、スタイルの良さと手の大きさを活かした、ダイナミック且つスマートな踊り方が好きだったが、本当に観るたびに魅せ方が上手くなっていて凄い。
デビュー当初のステージから何倍も格好良くなって帰ってきた彼らの姿に、早くも涙腺が緩みかけた一曲。

宝石箱時代から応援してきたトゥメにとっても、彼らにとっても特別な一曲である『Going Crazy』。
個人的には、ミチョガネのマシホが好きすぎるので、今回もマシホパートでテンション急上昇だった。
レモネードな歌声のジョンウとミルクティーな歌声のアサヒのパートも好き。
この2人は、まさしく私の好みの歌声なので、声が聴こえてくると幸せな気持ちになれる。
他の曲の振付がハードすぎて、ミチョガネあたりを踊っているときには、若干の余裕が感じられて、ウリトレジャー頑張ってるな…立派になったな……と、その成長に感慨深くなった。
昨年1年間で、グループ全体の実力を底上げしてきたのがこれでもかと伝わってきて、感動した。
練習生歴の短いメンバーは特に、チームを実力で引っ張っているメンバーたちに近づくために、血の滲むような努力をしたんだと窺えて、誇らしい気持ちになった。
『COME TO ME』『U』『B.L.T』
『U』以外の2曲は初披露。
3曲とも振付が可愛くてキュンキュンする。

『COME TO ME』は、歌い出しのアサヒのミルクティーボイスに、思わずとろけてしまった。
TREASURE、やっぱりみんな声が良い…。
ヒョンソクパートで、メンバーが後ろに集結しているのも可愛くて、わちゃわちゃステージで楽しそうにはしゃぐ姿に、こちらまで笑顔になった。

そして、『JIKJIN』と共に、今回の活動中も楽しませてくれた『U』のパフォーマンスも良かった。
好きな曲なので、ライブで聴けると嬉しさもひとしおである。

個人的には『B.L.T』の振付が面白くて、つい真似したくなった。
例のアレ(TikTokのアレです。)をステージであんなに真剣にやるのおもろすぎ…。
流石、TREASUREである。
『B.L.T』は、ジョンウ→ジフンの気持ちの良い高音パートの繋ぎなど、好きなところが多くて、ライブで聴けたのがとても嬉しかった。
TREASUREならではの爽やかな歌声が存分に発揮される楽曲なので、こういうテイストの曲も時々歌ってほしいなと思う。
彼らによく似合う、キラキラしたパフォーマンスが楽しめた。
ユニットステージ
『WAYO』『タイトル未定(イェダム自作曲)』

うちの天才ボーカリストの歌声を聴いていってください!と全世界に自慢したくなった。
『WAYO』のライブアレンジ、生歌歌唱があまりに素晴らしくて、イェダムのソロデビュー何周年記念コンサートだっけ?と錯覚を起こすほど。
イェダムの歌声はウインナーコーヒーみたいに甘くて、時々苦い。
ベースには程よく苦味が効いていて、でも、甘くてとろけるようなクリームものっていて。
声の掠れ方も、吐息の入り方も、全部素晴らしかった。
最高でした。ごちそうさまでした。
2曲目は、まさかの未発表の自作曲。
まだタイトルも歌詞も未定な曲を、グループのコンサートで歌うということの凄さと、イェダムの歌手としての誇りと自信を感じて、胸が熱くなった。
新曲を初武道館ライブのラストで披露して、何も語らず去っていた我が推しバンドフレデリックを彷彿とさせる、アーティスト魂……。
そういう熱さは大好きなので、今回のこのソロパートで、イェダムに改めて惚れ直した。
『REALLY REALLY』(WINNER)

ヨシ・ジュンギュ・ハルト・ジョンウによる『REALLY REALLY』。
結論から言うと、あまりにも似合いすぎていてびっくりした。
素晴らしいカバーステージだった。
4人とも身長が高いので、スーツも映えるし、何より歌とラップの技量がエグい。
力むことなく、のびのびと歌うジョンウ。
ステージに立つたびに、余裕を持って歌えるようになっている気がして、本当にたくさんの努力をしたんだなと胸が熱くなった。
声の個性を活かして、彼にしかできない色で歌うジュンギュ。
ジュンギュの独特な歌声がばっちり活きる音域で、これが聴きたかった!を叶えてくれた。
ミノ先輩を彷彿とさせるようなジェスチャーも交えつつ、自分らしさをミックスしたラップで魅せるハルト。
(一瞬、本当にミノ先輩に見えた瞬間があったんですが、まるで憑依しているみたいで、鳥肌が立ちました。やはりハルトのライブの感性には、目を瞠るものがあります。)
正確なラップと滑らかな声色で魅了するヨシ。
実はヨシルトの髪色は暗色派なのだが、ステージ映えが凄まじすぎて、最終的に、何色でも最高!となった。
このユニット、このまま曲出せるよね?となったし、いろんな意味でバランスが良くて、ワクワクしてしまった。
ヨジャダンサーさんとの絡みも良き。
4人ともめちゃくちゃ画になる。
ちょっと大人な雰囲気を醸し出していて、普段の彼らとは違った一面をみせてくれた。
『LOVE SCENARIO』(iKON)

マシホ・ジェヒョク・アサヒ・イェダム・ドヨン・ジョンファンによる『LOVE SCENARIO』。
歌い出しのアサヒの歌声が甘い。
間違いなくロイヤルミルクティー風味。
“あっち側”に立ちたいと思うきっかけになった、憧れのiKON先輩の楽曲を、“あっち側”であるステージに立ってパフォーマンスする姿に、いちファンである私でさえ心震えた。
夢を叶えた彼らが、次はきっと誰かの夢になる。
そう思ったら、そのストーリーのエモさとドラマティックさが身に沁みて、胸が熱くなった。
そして、この曲といえば宝石箱を思い出さずにはいられない。
当時よりも格段に格好良くて、表現も巧みになったマシホの歌声に、キュンとした。
楽曲と声との相性が素晴らしすぎる。
今回改めて、マシホの歌の安定感に感動した。
踊っているときも歌声がブレないのが格好良い。
間違いなく彼もCD食べてる……。
今回は、ジェヒョクのラップも良かった。
元々、深みのある良い声だなと思っていたが、本職ラッパーでないにもかかわらず、良い味を出していた。
ドヨンの声質も楽曲にぴったり合っていて、先輩へのリスペクトのこもった良いカバーだった。
やっぱりドヨンは、踊りのキレが良いので、ステージで目を引く。
彼のダンスをもっと堪能できるパフォーマンスもぜひ観てみたい。
iKON先輩とはまた違った、彼ららしさを滲ませるカバーに仕上がっていて素晴らしかった。
ジョンファンもその独特の歌声を活かしたパフォーマンスをしていて、最早親戚のおばの気持ちになってしまった。
こんなにも立派になって……。ダンスもどんどん上手くなるし……。
そして、今回のカバーの完成度をぐっと高めていたのは、やはり我らがイェダムだった。
ラップも最高だし、ハモリのアレンジも完璧で、イェダムって何者なの?!と何度めかの衝撃を受けた。
その実力でチームを引っ張っていく姿が頼もしくて、誇らしい。
『GOOD BOY』(GD X TAEYANG)

そして、ユニットステージのトリを飾るのは、リダズ(ヒョンソク・ジフン)による『GOOD BOY』。
ぶっちゃけ、本家のお二方のパフォーマンスを拝見したときの衝撃が凄まじすぎて、イントロが流れた瞬間は、これをカバーするのか…ハードルめっちゃ高くないか?大丈夫なんかな?と心配していたのだが。
そんな心配は、全く必要なかった。
ヒョンソクもジフンもYGの血筋が濃いので、なんというか…リスペクトが感じられるけれど、自分たちらしさも忘れない、とても熱いカバーステージだった。
掛け声などは、かなり先輩方を彷彿とさせる感じで震えたし、何よりバックダンサーもめちゃくちゃ格好良い。
やばかった。
『BANG BANG BANG』(BIGBANG)

ここで満を持して、全員によるカバー『BANG BANG BANG』。
MUSIC BLOODで日本語バージョンのカバーを披露したときにも感じたが、彼らのカバーにはリスペクトが詰まっているだけでなく、YGイズムというか、純血のYGグルである自負と誇りがみえて、より一層惹きつけられるんではないだろうか。
パート割に本気がみえるし、何よりみんな上手い。
歌い出しのマシホの安定感と、ハルトのエグいくらい格好良いラップに震えた。
ハルト、さっきはミノ先輩が憑いてたのに、こちらではしっかりTOP先輩を憑依させていて、その変わり様にちょっとビビった。
凄い才能である。
正直、BIGBANG先輩のゴリゴリの楽曲をカバーするには、TREASUREには甘くて柔らかい声が多すぎると思うのだが、それを上手く自分たちの個性とすり合わせて、良い落とし所に持っていったのが印象的だった。
イェダムやジョンウ、アサヒなどは声質的にはちょっと難しい部分もあるんじゃないかと勝手に心配していたが、しっかりと格好良くカバーしていて流石だなと感心した。
最後、楽しくて思わず声をあげるヒョンソクが良き。
YGファミリーの絆とリスペクトを感じられる、素敵なカバーステージだった。
『DARARI』
MCとVCR(?)らしき練習動画を挟んで、今回初披露となった『DARARI』。
作詞作曲をしたイェダム、素敵な楽曲をありがとう…という気持ちになる。
こちらも、振付が超可愛い。
SNSで話題になった“#dararichallenge”の手振りが、よりアグレッシブに変化していて笑ってしまった。
みんなで真似もできるし、曲の穏やかで和やかな雰囲気にぴったりのパフォーマンス。
パート割もとても良くて、このメンバーのここが好き!みたいな推しパートがたくさん見つけられたのが幸せだった。
アサヒとドヨンが交互に歌うパートも可愛いし、後半のジョンウの伸びやかな高音もやっぱり好き。
今回は随所で、ジョンウの肺活量と耳の良さ、安定感と声量に驚かされた。
歌うための器がしっかりしているという点に加えて、落ち着いていて、自分の持ち味を活かしてのびのびと歌う姿が印象に残っている。
宝石箱のステージでは、幼いながらも輝く才能を発揮していたが、その頃と比べると、かなり大人っぽくなったステージでの立ち振る舞いが誇らしくもあり、ちょっと寂しくもあり。
時々見せるあどけない少年らしさと、パフォーマンス中の引き締まった表情とのギャップにやられた。
たぶん実物を観たら、格好良くてひっくり返るんだろうな……と思いを馳せている。
『BE WITH ME』

(動画のチョイスがちょっとアレですが、如何せんハロウィンバージョンなので……ライブで歌っているときは本当に可愛かったです!!)
可愛い。
さっきから可愛いしか言っていない気がするが、まあ本当に可愛い。
歌を聴かせるためなのか、比較的簡単な振付だが、それがまた良い。
曲の雰囲気に合わせて、メンバーたちの表情がコロコロと変わるのも好き。
『ORANGE』

ボーカルメンバーたちのマイクチェンジのため、ラップライン3人での繋ぎトークからの『ORANGE』。
以前、この曲の動画の感想を綴ったブログで、“歌だけでパフォーマンスを完成させられるほどの実力がある”と書いたが、それを改めて実感した。
ハンドマイク一本でパフォーマンスを完結させることができるグループは、実はそんなに多くないと個人的には思っていて。
“歌が上手い”だけでは物足りないが、TREASUREは、“ずっと聴いていたい歌”、“何度でも聴きたくなる歌”を歌えるアーティストだと感じている。
声の個性による多彩な音色、その個性を消し合わずに調和させるバランスの良さ。
彼らの唯一無二の強みである。
以前からいろいろと考えていたのだが、やはりオーケストラを例に出すのが一番しっくりくる。
管楽器から弦楽器、打楽器まで揃い踏みの、美しい和音を響かせるオーケストラのようなグループ。
誰が欠けても成立しない絶妙な歌声の調和によって、最高に耳に心地良い音を作り出す。
とても抽象的になってしまったが、とにかくハンドマイクで歌うTREASUREが好きすぎるという話である。
全員で歌うところで、いろんな感動が湧き上がって、鳥肌が立った。
これだから、私はTREASUREが好きなんだなと改めて実感できる、素敵なパフォーマンスだった。
『IT'S OKAY』
こちらも終始鳥肌が……。
ハンドマイク一本で生歌を聴かせるTREASUREほど、耳を幸せにしてくれるものはない。
歌詞の内容も相まって、メンバーたちの表情から滲み出る切実さと真剣さが胸を打つ。
ジフンの高音が素晴らしいし、イェダムとマシホの安定した歌声や、のびやかで真っ直ぐに届くジョンウの歌声、儚さ募るアサヒの歌声も絶妙。
きっと生で聴いたら泣いてしまうだろうなと、画面越しで涙を堪えながら聴いた一曲。
パフォーマンス後のMCで、泣き崩れたイェダムとそこに駆けつけるメンバーを観て、なんだかいろいろな気持ちが湧き上がってきた。
長い練習生生活の中で、多くの仲間との別れを経験してきた彼が、今、TREASUREの一員として、メンバーと一緒にステージに立っていること。
彼の長いキャリアの中で、表舞台に立ち続ける以上、得るものもあれど、失うものもたくさんあって、それを幼い頃から理解して、諦めてきたこと。
“自分たち”を愛してくれるファンが、彼らの目の前にいること。
イェダムの気持ちをすべて推し量ることはできないが、彼が一人でなくてよかった、TREASUREとして12人でデビューしてくれてよかった、と感じる風景だった。
これからも、12人でたくさんの幸せな景色に出会ってほしいと願わずにはいられない。
『I LOVE YOU』『MMM(Rock Ver.)』

イェダムの涙、それを見守るメンバーのあたたかい表情に、こちらまでぐっときてしまったMCタイムに続き、アサヒの真摯なコメントと、ジェヒョクの心のこもったコメントで、観ている側も感動の渦にのまれている中での『I LOVE YOU』。
やっぱりこの曲、とても好き。
みんな好きだけれど、特にジョンウが良すぎる。
ジョンウが歌い出すと全神経をそちらに集中させて聴き入ってしまうような、弾けるような瑞々しい歌声に心奪われてしまった。
先程は、ジョンウの歌声をレモネードのようだと称したが、こういったテイストの楽曲での彼の歌声は、まさしくサイダー。
炭酸の泡が弾けるような感覚と、シュワッと全身に刺激が与えられる感覚がぴったりである。
加えて、その歌声の透明感は筆舌に尽くしがたい。
素晴らしかった。

TEU-DAYで聴いて、あまりの格好良さに衝撃を受けた『MMM(Rock Ver.)』。
ド頭のハルトのラップで、今回も見事に堕ちた。
なんであんなに格好良いの……。
『MMM』はとにかくライブ映えする楽曲という印象があり、ラップラインのアレンジの巧みさに加えて、ボーカル陣のエッジの効いた歌声が、より曲の良さを増大させていて最高。
今回の『MMM』は、ジュンギュとマシホの歌声が個人的にはツボで、これ!これが聴きたかった!!とテンションぶち上がりだった。
曲によって、そして、日によって、このメンバーのここ!という好きなポイントがたくさん増えていくのが、とても嬉しい。
それぞれがメキメキと実力を伸ばし、どんどん成長しているからこそ、チームとしてのパフォーマンスの完成度が驚くほど高いのだ。
初めてのコンサートで、ここまで仕上げてきた彼らの努力を心から讃えたい。
アンコール
『MY TREASURE』

この曲を待っていた…!!
苦しいときやしんどいときに必ず聴いている、私にとって大切なヒーリングソングなので、聴けて嬉しかった。
何よりハーモニーが美しい。
『MY TREASURE』のパフォーマンスは、メンバーがとても楽しそうにしている姿が観られるので、個人的にはとても好き。
イェダムのハモリが心地良くて、たくさんの幸せをもらうことができた。
『Going Crazy』(Remix Ver.)
どうやらYGのライブの鉄板であるらしいRemixバージョン。
アレンジのクオリティは流石である。
オリジナルとは違った面白みがあって良かった。
『ORANGE』(EDM Ver.)
メンバーの最後のコメントで、ジョンウが泣き、ヒョンソクが泣き、ジフンが泣き、イェダムも再び泣き……。
みんな、自分のコメントのときには頑張って堪えていたのに、メンバーたちのコメントで涙を流していたのが印象的だった。
家族の話に涙したり、メンバーに感謝を伝えるリーダーの話に涙したり……。
これまで彼らが抱えてきた重圧や苦悩をすべて知ることはもちろんできないし、わかるよとも安易には言えない。
きっと私達の想像を遥かに超えた、たくさんの思いを抱えているんだろうから。
たくさんの人の期待を背負って、たくさんの人の愛を背負って、悔しい思いやしんどい思いもいっぱい抱えながら、初コンサートの日を迎えた彼らの姿を観ていたら、胸に迫るものがあった。
他のメンバーもそれぞれ、目に涙を浮かべていたり、噛みしめるような表情をしていたり、涙を流すメンバーを優しく見守っていたりと、あたたかくて幸せな空間が広がっていて、“なんて良いグループなんだろう…”と思わずにはいられなかった。
どうか、これから彼らの歩む道が幸せで溢れるものでありますように。
柄にもなくそんなことを願ってしまうほど、彼らの姿に感動した。
お互いを支え合って、お互いに補い合って、これからも12人一緒に歩いていってほしい。
『ORANGE』のEDMバージョンという、なんとも奇妙な響きだが、これもとても面白かった。
こういうのもアリだなと思わせるアレンジの技に驚いたし、さっきまでの涙を拭って、めっちゃ上手に歌う彼らにも驚いた。
振付まであってキュート。
涙の後に、こんな風に楽しく歌う姿が観られて安心した。
『DARARI』(Rock Ver.)

最高だった。
ロックにしても違和感がないし、何ならロックバンドの楽曲みたいになっていて、妙に格好良くて好き。
歌い方がロックテイストになっているイェダムやヒョンソクが面白くて、多才だなと感心したし、メンバーみんなブンブンと頭を振り回していて、若いって素晴らしいなと思うなどした。
アンコールのアレンジバージョン、3曲ともとても面白くて聴き応えがあったので、ぜひ!音源化をお願いしたい!!
踊るにはもってこいのノリノリなアレンジが、曲の新たな魅力を発揮していて最高だった。
最後に
なんというか……本当に素晴らしい初コンサートでした。
今もずっと余韻に浸っています。
私にはいろいろな推しがたくさんいて、ロックバンドのライブにも行くし、ミュージカルにも行くし、TREASUREだけを推しているわけではありません。
(熱量は本物だと自負していますが。)
一概に界隈を比べるものではないとも思いますが、やはりK-POP界というのは特殊だなと感じることも多く、正直なところ、応援の仕方に戸惑うこともあります。
投票やスミンはもちろん、ファンの母数の違いにも驚くことばかりですし、熾烈な競争にビビることもしばしば……。
でも、こんなにも心を満たしてくれる、幸せな気持ちになれるライブをする彼らなら、これからも信じてついていけると確信しました。
根っこに“音楽”への愛があるから、だから、こんなにも彼らに惹かれたんだなと改めて実感しています。
TREASUREが、そして、TREASUREの音楽が、ジャンルの壁も、国の違いも、偏見も全部取っ払って、たくさんの人から愛されますように。
新しい時代を切り開いていってほしい、そう強く願っています。
最高のライブを届けてくれた彼らに、心からの愛と感謝を。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また。