こんにちは、悠です。
今日は、フレデリックの三原双子の誕生日のお祝いも兼ねて、三原双子の歌声が好きすぎるおすすめ曲を紹介しようと思います。
まずはじめに……
三原健司さん、三原康司さん、
お誕生日おめでとうございます……!!
個人的な話になってしまいますが、フレデリックの音楽に出会えて、音楽の聴き方がとても広がったと思っていて。
フレデリックの曲をたくさん聴いて、ライブにもたくさん行って、フェスでのステージもたくさん見て。
ジャンルや言語、性別や年齢の垣根を越えて、良いものや好きなものを、好きに聴いていいんだ、という音楽を楽しむ上でのラフさ、みたいものに気づかせてくれたのが、フレデリックでした。
もちろん、それまでも好きに音楽を楽しんでいたつもりだったけれど、もっと自由に音を楽しめるようになったのは、紛れもなく、フレデリックのライブに行くようになってからのことで、今でもフレデリックのライブは、私の中では特別です。
ライブ後に、あんなに幸せな気分になれるのは、フレデリックのメンバーが、心から音楽を楽しんでいるのが伝わってくるからだと思います。
兎にも角にも、私はフレデリックから、たくさんの感情をもらっていて、そんな彼らのことを心から尊敬しているし、何より、彼らの作る音楽がとても好きです。
今回はそんなフレデリックのメンバーである、三原双子の誕生日に合わせて、彼らの歌声に特化した記事を書くことにしました。
双子のエモさはんぱないです。
フレデリックのことを知らない人にも、少しでもこのエモさが伝わったら嬉しい……。
最後まで楽しんで読んでいただけますように……。
『NEON PICNIC』
最近の楽曲で言うなら、『NEON PICNIC』は外せない。
この曲自体も、独特の立ち位置にあって大好きなのだが、やはりハモリがエグい。
音源でのハモリも然ることながら、これはライブで聴くと耳が溶けるので、気をつけてほしい。
たしか初めてライブで聴いたのが、TOGENKYOツアーのときだったと思うんだけれど、鳥肌が立ちっぱなしで、次の曲に移行してもしばらく余韻から抜け出せなかったほどだった。
“そんな夜とふたりだけの朝”
“夜明け前の向かい風の中”
ラストのここ、二人の歌声がぐわんぐわん脳内で響いて、最後の健司さんの声がしばらく耳に残って離れない。好き。
“路地裏の猫は知らない顔でただ笑っていた”
“スローになるリズム深く沈んで 澄み渡る風が吹いた”
“手に届くものがすべてだなんて 笑わせないでくれ”
個人的にはこのあたりの歌い方も、歌詞も好き。
特に、“笑わせないでくれ”の健司さんがたまらない。
ゆったりとしたテンポが揺れるネオンの光を連想させる、今までにない雰囲気の楽曲で、康司さんパートが多いのも、曲の雰囲気に合っていて良き。
二人のハモリが最高なので、まずは聴いてみてほしい。
『ハローグッバイ』
これも、ライブで聴けたら震える曲。
とある学祭でこれを歌っているのを聴いて、その魂の震える歌声に、思わず泣いた。
先日の有観客ライブツアーファイナルのときも、アンコールの最後で歌ってくれて、久々に聴けたのがとても嬉しかった思い出がある。
“戦わない戦い方を僕たちは知っているはずなんです”
このフレーズが印象的で、いつも曲を聴くたびに、歌詞がじんわりと心に響く。
“誰かを大事にしてみたら 誰かが犠牲になってしまったんだ”
“知らない両手に手を貸して 見えない両手に立ち向かう”
“守ってあげなきゃいけない未来は 一番近くで待ってる君なんだ”
この曲の歌詞のフレーズには、共感する部分が多くて、二人の歌声はもちろんだが、歌詞もじっくり聴いてみてほしいと思う。
“ハローグッバイ”
何度も繰り返されるこのフレーズのハモリが非常に良き。
健司さんの歌声に、すごい熱量の思いを感じて、聴くたびに心臓を鷲掴みにされるような気持ちになる。
(フレデリックが気になるけれど、何から聴くべきかわからない……という方には、このアルバムがおすすめです。代表曲である『オドループ』・『オンリーワンダー』なども収録されていますし、ジャンル=フレデリックの多様な楽曲が収録されているので、フレデリックというバンドを知るにあたっては、絶対に手元に置いておきたい名盤です。)
『KITAKU BEATS』
ライブの定番曲で、日によってアレンジが変わるのが楽しい。
毎度ハモリは素晴らしいし、メンバーは楽しそうだし、クラップも楽しいしで、フェスなどでフレデリックを知らない人が見ても楽しめる、ライブ向きの曲だ。
三原双子のハモリは、アップテンポなナンバーでも息ぴったり、まさに阿吽の呼吸で合わせてくるのが凄い。
お互いを全く見ずに合わせていることもあるが、絶妙にハーモニーが綺麗で、その技術に感動する。
この神戸ワールド記念ホールでのライブ映像は、これまでのライブの中でもかなり気にいっているので、こうして残っていることが嬉しい。
曲は言わずもがな、聴いてもらえれば魅力が伝わると思うので、多くは語らない。
飄々とエモーション (初回限定盤 CD+DVD) [ フレデリック ]
(フレデリックのライブに行ったことがない人に、ぜひ見てほしいのが、この初回盤に収録されているライブ映像です。メンバー3人の地元である、神戸ワールド記念ホールで行われた初アリーナライブは、演出、セットリストともに、個人的には、伝説のライブだったと思っています。とにかく見てほしい。『KITAKU BEATS』も収録されてしますし、記事の後半に登場する『シンクロック』のライブ映像も収録されています。)
『USO』
この曲は、アコースティックバージョンを初めて聴いたときの衝撃が忘れられない。
アコースティックバージョンしか勝たん、と息巻いて音源を聴き直したら、音源には音源の良さがあって、惚れ直した。好き。
音の渋みと深みがとても良い。
康司さんのコーラスのどこか懐かしい感じも良き。
なにはともあれ、メロディーが好きすぎる。
“そうはしなはの この話は嘘”
この歌詞が回文になっているのが面白い。
初めて聴いたときは、これを書いた康司さんのセンスに驚いた。
他にも言葉遊びがたっぷりで、私の思うフレデリックの歌詞の好きな部分が存分に詰まっている。
“甚だしい”と“あなたらしい”。
“慌ただしい”と“物悲しい”。
ここの言葉の選び取り方がとても好き。
健司さんがいつもと歌い方を変えているのも面白くて、歌詞の遊び心が、よりいっそうイキイキして聴こえてくる。
“法螺吹き劣等生”と“嘘つき優等生”。
相対する2つの単語を並べるというのは、康司さんの歌詞ではよく見かける構図なのだけれど、対義する2つの単語の前につく修飾語が、似た意味を持つ言葉になっているのが印象的。
“法螺吹き”と“嘘つき”は、似たような意味を持つけれど、敢えて区別をして使われているのはどうしてなのか、曲を聴きながら考えてみるのも楽しい。
TOGENKYO (初回限定盤 CD+DVD) [ フレデリック ]
(初回盤には、『USO』アコースティックバージョンのライブ映像が収録されています。フレデリックのアコースティックアレンジは絶品なので、FAB!!のライブ映像は見ごたえたっぷりです。個人的には、『ナイトステップ』と『たりないeye』のアコースティックバージョンも好き。ぜひ見てみてください!)
『シンクロック』
「FREDERHYTHM ARENA 2020~終わらないMUSIC~」 at YOKOHAMA ARENA【Blu-ray】 [ フレデリック ]
(ライブダイジェスト映像にある『シンクロック』を見て、あの日のライブが蘇りました。ドラムの武くんの地元である、横浜アリーナでのライブ、最高の思い出です。)
神戸ワールド記念ホールで初めて聴いたとき、知らない曲だったのにもかかわらず、気づいたら涙が流れた。
フレデリックの歌ものを紹介する上で、この曲は外せない。
“たった4分ちょっとの音楽のために 君はどのくらいの未来踊ってくれんの”
“ほんの4分ちょっと振動の中で 君はどれくらい心揺らしてくれんの”
この曲の歌詞は、フレデリックからすべての音楽ファンに向けた、壮大なラブソングにも聴こえて、聴いていて心が震えた。
語るような歌い方だったり、胸の内をさらけ出すような歌い方だったりと、健司さんの多彩な表現力に毎回驚かされる。
“ずっとずっとずっと待ってる“
“たとえあなたの時計止まっても また会えると信じて止まらないから”
フレデリックの音楽に対する姿勢、リスナーに対する思いの詰まった、大好きな楽曲だ。
かなしいうれしい (初回限定盤 CD+DVD) [ フレデリック ]
(フレデリックの楽曲は、音源とライブアレンジでがらりと表情を変えるので、基本的にはライブ映像が収録されている初回盤がおすすめ。こちらのライブ映像も、レア曲満載のセットリストなので、ディープなフレデリックの世界をのぞけると思います。)
『FUTURE ICECREAM』
初めて行ったフレデリックのワンマンライブで聴いて、すぐに好きになった曲。
サビのエモーショナルなメロディーと、言葉のリズムが良き。
“甘い生活の澄まし顔が 溶け出して”
“戻れない後悔の船出を 抜け出して”
アイスクリームに感情の流れを例えているのが不思議だが、どこか共感できるような気がするし、康司さんがよく使う“船”が登場するのも、とても興味深くて、たくさんの解釈の余白がある歌詞が楽しい。
“FUTURE 現代 そんな冗談じゃない”
“FUTURE 現代 そんな簡単じゃない”
簡単じゃない、冗談じゃない、と言いながらも、このあとの部分で、それを越えていく歌詞がとても印象的だった。
“変えてくんだよ この未来を 負けず嫌いだけが生き残る未来で”
“変えてくんだよ この未来を さよならの過去もなかったように叫ぶよ”
健司さんのエモーショナルな歌い方と、康司さんのハモリがぴったりとハマって、ライブで聴くと鳥肌が立つ。
『飄々とエモーション』
フレデリックの歌ものといえば、私の中ではこの曲は外せない。
神戸ワールド記念ホールでの初披露から、すでに、ライブ映えする楽曲だなという印象があった。
ライブやフェスで歌うたびに、疾走感あふれるイントロ、伸びやかで力強い健司さんの歌声、観客と一体となったシンガロングがどんどんと深化していくのが体感できて、曲が成長していく過程に立ち会えたことがとても感慨深い。
イントロとアウトロ、そして間奏も、一度聴いたら耳から離れないのは、流石フレデリックだなと思う。
これも語るよりは聴いてもらったほうが魅力が伝わる一曲なので、ぜひフレデリックのライブが初めてだという方にも聴いて、見て、体感してほしい。
『ナイトステップ』
大好きな曲。
この曲がライブで聴けた日は、幸福感が倍増して、しばらくその余韻だけで生きていける気がする。
この曲なしで、私のフレデリック愛は語れない。
『ナイトステップ』なら、超超イントロドン!でもわかる自信がある。
ライブでこのイントロがかかるたびに、派手なガッツポーズをしながら跳ねまくり、隣で見ている母に諌められるまでが私の定番。
ライブアレンジのセンスがずば抜けている、フレデリックの良さが存分に発揮される楽曲だ。
アコースティックバージョンも良いし、ライブごとに細かなアレンジが違うのも最高。
個人的には、この曲の三原双子のハモリが特別に好きなので、私がフレデリックを布教する際には、必ずこの曲を勧める。
(遊び心も忘れないのがフレデリックの大きな魅力です。この動画、面白くてわくわくするし、何より、フレデリックっぽくてとても好き。何回でも見れます。)